国家予算に関して
■107.6兆円
来年度の予算案が決まり24日に閣議決定された。新規赤字国債が37兆円。このうち国債償還、利払いに24兆円。国債償還、利払いは日銀に流れるお金であり実際の赤字国債は37兆円−24兆円＝13兆円である。問題なのはこの国債償還、利払いの会計も一般会計であること。一般会計は一般的な財政活動に使われるものだから日銀に戻すお金が一般会計なのはおかしく、こんなことしているのは世界中日本だけ。まさにＺ（財務省）の鼓動である。
参考
22年度予算案、過去最大の107兆5964億円 閣議決定：日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA235Q40T21C21A2000000/
■市場に流れないお金
新規赤字国債のうち13兆円だけが私達に使われる。新規国債を発行しても24兆円は私達には使われないお金である。日本国の成長のために国債発行がされていない。補正予算もそうだったが現状を守るけど成長に対する予算は見受けられない。経済成長への予算はまだまだ必要だ。防衛費を上げたことは褒めるところではあるが、まだまだ足りない。
■防衛費
防衛費を上げる議論になると「戦争する気か？」と反対する人がいる。思いやり予算の話になると、あんなに払って勿体ないと言う人がいる。この人達に問いたい。防衛費を上げることは戦争をすることではない。戦争をしないためだ。近隣国に日本にとって危険な国がある。その国から護るための防衛費でもある。そして、思いやり予算は在日米軍に使われる。日米安保があることで日本が護られていることも理解できないのか。仮に在日米軍が撤退した場合、日本は同じ規模の装備をしなければならない。それには多額の費用が発生する。もちろん、核保有国にもならなければならない。反対している人達はこれがお望みか？
■これからの日本
経済安保の観点から強い経済は安保も強くすることから日本にとって必要なことは経済成長である。キッシーこと岸田首相は増税の匂いがプンプンしている。隠れる背後にＺの鼓動がする。キッシーが増税に踏み切ったら経済は成長しない。私は増税に反対しているわけではない。今することではないと言っている。使うところに使わず経済成長なんてない。他国のようにインフレにしてみようではないか。インフレターゲットをやってみせてくれ。
今朝の日経にこんな記事があった。地震はどこでいつ起きるかわからない、備えなさいと。そこで思ったのが「アースクエイク・ニューディール政策」だ。いつ来るかわからない地震に備え地震に負けない街作りを永遠にやり続ける政策だ。雇用も生まれるし、数年経てばインフラは稼働し収入も発生する。建設国債をバンバン出しやがれ。もちろん、スーパー長期だ。50年100年でもいいんじゃないか？地震はいつ来るかわからないし。日本にとって永遠のテーマなのでスーパー長期が許されるし将来世代の子供達も大人になったら同様に考えてもらうべきだ。日本を護る永遠の事業だ。
参考
日本・千島海溝巨大地震 「切迫」に慌てず着実な備えを：日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD15A520V11C21A2000000/
了
