Piroブログ 日銀と日経 2021/12/22

日本経済新聞のブレ

■景気回復の遅れとは?
日本経済新聞はインフレを懸念する。それは海外の話ではなく日本国内の話である。まず、インフレターゲットにほど遠いインフレ率なのに。さらに日本は景気回復が遅れているとありコロナのせいにしているが、景気回復遅れの原因の1つに消費増税もあることをお忘れか?記事内にあるグラフの輸入物価は2014年、2019年は下がっている。これは消費増税があったので消費が減ったことも指している。あ、そうか。日本経済新聞は軽減税率対象か。

日銀、長期緩和にジレンマ 円安が招く「悪いインフレ」:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB172XC0X11C21A2000000/

■後藤記者によるブレ
日本経済新聞の後藤記者のツイートに批判が集中した。内容は下記のとおりだ。

広がる落差
金融政策ウィークとなった今週。きょうは日銀の会合があります。ただ、欧米と異なり、消費者物価は鈍く、「強力な緩和を粘り強く続ける」方針を示す見通しです。下記(画像2枚目の表)の通り、政策の方向性は開いています。この傾向が続けば、金利差の観点から円売り圧力がかかる可能性も意識されています。

■批判の内容
読み方次第ではインフレターゲットが達成してないのに画像にある国のように日本も金融緩和引き締めをしろとも読めることから批判が集中した。その後、後藤記者は「そのつもりでの発言ではない」と釈明している。

日本銀行黒田総裁
20日、日銀黒田総裁は「まだまだ当分、大幅な金融緩和を粘り強く続けていくフェーズではないか」と述べ金融緩和政策は継続されることになった。さらに黒田総裁はインフレ圧力が強まっている米欧とは対照的に、日本の物価上昇率は一時的な要因を除けば0.5%程度であり2%の目標には「相当遠い」と語っており金融政策にブレがないことを証明したのと日本経済新聞の見解は疑問ばかりとなった。

参考
まだ当分は金融緩和を粘り強く続けるフェーズ=黒田日銀総裁
https://jp.investing.com/news/economy/article-471234

■経済とは
経済はどう転じるか正直わからない。ただ、金融政策がブレると結果は予測できる。日銀はブレずに金融緩和を継続したまでだ。日本にインフレターゲットがあった結果が日銀の判断だ。日本では2013年までインフレターゲットはなかったが導入しておいてよかった結果である。

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