Piroと歩む歴史 朝礼で話したサプライチェーンの見直しについて ~2020年12月29日~

昨日の朝礼で仕事に関係するサプライチェーンの見直しについて話したので話した内容を文字起こし。

サプライチェーンの見直しということで国から補助金をもらい○○○(商品名)をチャイナから国内製造にシフトすることになりましたが、サプライチェーンの見直しについて話します。

日本はチャイナからの輸入に依存しており今回のようなコロナ有事があるとチャイナから何も入らなくなりました。このままチャイナ依存ではまずいと言うことでサプライチェーンを見直しチャイナ依存から脱出しようというのが目的です。また、米中対立していますが日本は米国とは唯一の同盟国であり対中という立場の意志表示も必要でした。今回組まれた予算総額3030億というのは他国のチャイナ脱出で組まれた予算よりも多く早い対応でした。これは西側諸国から評価されました。日本は自由で開かれたインド太平洋構想、クワッド、ブルードットネットワークなど対中への意志表示を示しているとおり、この事業もチャイナへの意志表示になっています。

この3030億の財源は国債です。1年の国家予算では足りない予算を補うために補正予算が組まれるのですが3回の補正予算の合計が約160兆円。このほとんどは国債で出されました。国債は政府が発行する債権で税金ではありません。よく勘違いされますが税金ではありません。国民の借金と思われますが政府の借金です。国債をどのようにお金にするかというと日銀券を発行できる日銀に買ってもらいます。日銀は買うために紙幣を刷ります。これにより市場に流通します。紙幣を刷るということはインフレ、デフレ、プライマリーバランスなどという話にもなりますが今回は時間もないのでまたの機会にします。

最後にたかだか○○○(商品名)1つですが社会的背景を見てみると大規模な事業でもあり、私達もこれだけのことに関わっているということです。今後、得意先で○○○(商品名)の話になるかもしれませんが、その時は岩本がこんなことを言っていたなと思い出してもらえればと思いサプライチェーンの見直しについて話しました。以上です。

参照 経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201021004/20201021004.html