Piroブログ 米中交渉を受けて 2021/11/17

日米開戦の一年前は米国と戦争をするとは思わなかった。

これは当時の日本国内の考え方。日米の冷え切った関係を修復するための交渉は破談し真珠湾に向かうことになった。

今回の米中交渉で気になる一言。

習氏は「『台湾独立』勢力がレッドラインを突破すれば断固とした措置を取らざるをえない」

「断固とした措置」とは武力行使でもあるわけで、いつ軍事衝突してもおかしくない状況。チャイナは以前から台湾に関しては武力行使も辞さないとしている。

仮に米中が軍事衝突した場合、全面戦争の可能性が高くなり全面戦争となった場合は沖縄の米軍基地、横須賀の米軍第7艦隊はチャイナから攻撃対象となり、与那国島の滑走路、尖閣諸島への侵攻はほぼ間違いない。日本本土の日米の基地も攻撃対象だろう。

日本は国家存亡の危機として総理大臣から「防衛出動」が発令され敵国に対して自衛隊は防衛の観点から武力行使が可能となり事実上の戦争への参戦となる。

これは最悪なシナリオだが、このようなシナリオはいつ起きるかわからない。1年後はどうなっているか読めない。これが現状の米中関係であり私達日本人は全くと言っていいほど関心がなく私は驚いている。

習氏「台湾、一線越え許さず」 米中首脳協議で:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN167220W1A111C2000000/