昨日、悲しいことがあった。
私の同僚は知人と渋谷に出かけた。渋谷駅前で北朝鮮拉致被害者全員奪還の演説活動とミャンマー人が国軍の弾圧に抗議活動をしていた。その活動を見た同僚の知人は北朝鮮拉致被害者全員奪還の演説活動を右翼活動だとして、ミャンマー国軍への抗議を差別だと言い放ったそうだ。
どこが右翼活動で差別活動なのだ？
その話を聞いて腹立ったし、本当にバカだと思った。
子供が北朝鮮に拉致されて助け出すために活動している人達に対して右翼活動なんてよく言える。その人にも子供がいる。自分の子供が拉致されたらどう思う？バカな発言もほどほどにしろ。私が活動していたとして右翼だと言われたら胸ぐらを掴むかもしれない。
ミャンマー国軍に弾圧されているミャンマー国民が命をかけて抗議している。ミャンマーで同じことをしたら殺されるかもしれない。ミャンマー人が3本指を立てる抗議の意味もわからず、なぜか差別活動と言う。
知識がないから出る発言だと思うが、この発言は何も得をしない。知識がないなら無駄な発言はするべきではない。バカが損する所以。
昨日のブログで米中交渉は日本にとっても重要なことで最悪なシナリオは戦争に巻き込まれる可能性があると伝えたけども、日本人はまったく危機感がないようで日本経済新聞ですら日本も戦争に巻き込まれる可能性があるよと書いても誰もなんとも思わない。
日本はそんなことないと思っている国民だらけで情けない。ブログから『「場所」ではないか？』との意見をもらった。日曜日の昼間に渋谷駅前で真面目に話しても誰も話を聞かない。話す相手や場所が大切なのではないかと。そのとおりだと思った。
経済新聞だけど経済が読み解けない日本経済新聞は安全保障に関しては素晴らしい記事を出してくるが、経済が読み解けない経済新聞でも経済新聞なのだから安全保障に関しては弱く、購読者は読まないのかもしれない。
最後に今こそ読んでもらいたい雑誌の切り抜きを紹介する。1938年（昭和13年）の雑誌少女倶楽部に広田弘毅外務相が寄稿したものだ。日本国内だけ見ていると世界情勢が見えない。ぜひ世界情勢を見て日本に与える影響を見てほしい。それは経済安全保障にも繋がる話なのだから。
引用:https://twitter.com/oldpicture1900/status/1460946119442137094?t=SQYer1Px6Wmx6sTOk_vpJQ&s=19
了
