Piroと歩む歴史 尊敬する高橋是清 ~2021年2月27日~

2月26日。

 85年前の2月26日は私が尊敬する高橋是清が亡くなった日。高橋是清は日本のケインズとも言われ現代日本におけるマクロ経済学の基礎を作ったと言っても過言ではない。高橋是清の存在が私に興味を持たせ高橋是清を調べることでマクロ経済学に興味を持ち勉強するようになった。

 高橋是清の功績は大きくわけて3つ。①日露戦争の戦費調達②昭和金融恐慌からの回復③昭和恐慌からの回復。

 日露戦争の戦費を英国から借り勝利へ導く。現場の立役者は日本海海戦東郷平八郎、陸軍の児玉源太郎乃木希典だが、戦争するには費用がかかりその戦費を調達したのが高橋是清だ。私は一番の立役者が高橋是清だと思っている。金がなければ戦はできぬ。実際に戦ったのは日本だけど日英米の連携があったから勝てたのも事実。これは別の話なのでやめておく。日本経済では二度のピンチから切り抜けた。それが昭和金融恐慌、昭和恐慌だが詳しく書くと長くなるのでやめておく。

 高橋是清の好きなエピソードは江戸末期の13歳の時に米国に留学するが言葉もわからない是清は知らぬ間に奴隷として売られていたことを後になって気づくところ。3年契約だったらしい(笑)

 日本に帰ってからは英語の教師、官僚、日銀、政治家、大蔵大臣、総理大臣と職についた。

 高橋是清の破天荒な人生はかなりの経験値となっており日本を救った英雄。そして、85年前の226事件で陸軍青年将校に暗殺されて幕を閉じた。

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