Piroブログ 今回のYCC修正に関しても 2023/08/03

先週末は日銀金融政策決定会合が行われ、YCCの修正が行われた。修正をするかもしれないという観測もあったが、何もせず今までと同じ金融緩和維持だろうと思っていた人がほとんどだろう。

私も最終的には後者だったが、7月は日銀レポートもあるのでYCCの修正はあってもおかしくはないと思っていた(理由は過去のツイートを参照)やるなら今しかないかと思っていた。

 

https://twitter.com/Piro46086250/status/1639886700137807873?t=1g9cXTjvIpI67XGcTwY0bA&s=19

 

しかし、本当にやるとは思っていなかったので修正をする観測が高まった時に私の気持ちもフワフワした。なんと、夜中の2時の出来事。金曜日を前に最終的に選んだ私の選択肢はこうだ。

 

①YCCの見直しなしで金融緩和維持

②金融系株式全て売却

③政策決定後に株価を下げた金融系を買い戻す。

 

皆さん、ご存知の通り結果はアレレとなり、必死に銀行系を買った。その結果、なんとか波に乗れたわけだけど。

 

今回の日銀金融政策決定会合での問題点は下記のとおりだ。

 

日経新聞に情報が漏れていた

②意味不明なYCC修正

 

日経新聞に情報が漏れていた

夜中の2時にスマホが鳴った。日経新聞のリーク記事を知らせる通知。どうせ、いつもの飛ばしだと思ったが違った。完璧的中してきたのだ。飛ばしなら、いつもの日経新聞。チャンチャン。なんだが、今回はお見事満点的中だった。少しでも間違えていればいいものが、完璧的中だから怪しい。完全にリークだろうけどインサイダーも疑うべき出来事。

 

②意味不明なYCC修正

今回の修正は必用だったのか?私個人的には先月頃から経済指標を見てYCCを止めてもいいんじゃないかと思っていた。政策金利以外の金利を底上げさせるベアスティープニングさせるのはありだと思っていた。ただ、これはややこしいので、だったら止めたら?と、思うわけ。

今回の修正は10年の上限を1%にするというもの。受けた印象としては「実質利上げ」。YCCの修正とはイールドカーブの歪みを治して順イールドにしようってことだけど、その必要性はなかったのにも関わらず上限を上げた。これは「実質利上げ」。

こんなことするなら、何もしないか、止めるかでよかった。このやり方であれば、今やるタイミングではない。「物価の上振れリスクに前もって手を打ったもの」と、植田総裁が発言したがこれから日本経済を動かそうという時に物価上昇に蓋をすることはどうなんだろう?景気をよくさせるためには、ある程度の物価上昇はオーバーシュートさせるべきだ。日銀が目指す「持続的安定的した2%達成」をさせて賃金上昇を確認できてからの実施でよかっただろう。現段階の経済状況で投機的な動きを除いた10年利回りは、おそらくほっといても1%に到達しないだろう。名目金利は実質金利に期待インフレを足した物で期待インフレが上がらないため。この状況で今回のことは上向いた経済状況に不安を与えただけになったのではないだろうか。コストプッシュインフレからディマンドプルインフレが確認できれは期待インフレは上がってくるのに。了