2023年6月6日の日経新聞によると「5日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は3万2217円43銭と1990年7月20日以来約33年ぶりの高値をつけた。」とのこと。33年前の私は8歳。子供の私は当時の経済状況を知る由もない。
さて、今回の株価上昇の要因はなんだろうか?
これは単純に日本の金融政策の結果だろう。
①日本以外の国は金融引き締め
②米国の景気後退不安
③円安
日本以外に金融緩和をしている国はあるだろうか?私が知る限りではない。金融引き締めとは端的に言うと意図的に景気後退をさせることであり、金融緩和はその逆。
中央銀行の目的である安定した物価上昇ができないかも?みたいな観測が流れたのは米国市場。その結果、米国の景気後退不安が起きた。
そこで、海外投資家は金融緩和を続ける日本市場に目をつけた。金融緩和をしていて円安。これからコロナから回復する市場。こんな恵まれた市場はないからだ。
これが一時的なのか、継続するのかはインフレターゲットの達成が鍵となる。欧米型CPIで持続的に安定した2%物価上昇をした時、つまりコストプッシュインフレからディマンドプルインフレに切り替わった時だ。そこを目指す事で日本経済は成長をし続けられる。
今こそ失われた30年を取り戻そう。
33年後41歳の私が見たことない日本経済が成長する姿を見たい。 了