Piroブログ 日本から見たチャイナへの疑問 ~2021年3月24日~

 ここのところ話題のチャイナに関して日本から見た疑問などをまとめたので参考にしてほしい。
 
 その前になぜ私は中華人民共和国のことを中国と呼ばずチャイナと呼ぶか?それは中華民国(台湾)も略したら中国だから。一緒ではない。

①ジェノサイド認定
 日本国としてチャイナをジェノサイド認定をしなかった。ここに批判が集まったが本音はジェノサイド認定したくてもできないのが実情。日本国はジェノサイド条約に批准していないので認定できなかった。
 ジェノサイド条約とは集団殺害罪の防止および処罰に関する条約であるが他国に武力介入してでも集団殺害を防止しないといけないという項目があり日本国は憲法上行使できない。また、ジェノサイドの実行犯と煽動した人も罪に問われるが日本の刑法では煽動を罪にする法律がない。このためジェノサイド認定したくてもできなかった理由。
 ただ、日本国は発言の自由がある国なので個人でチャイナをジェノサイド認定するのは自由。私は前から言っているがウイグルチベット内モンゴルへの行いはジェノサイドだ。

②日本はチャイナに制裁しないの?
 チャイナがジェノサイドをしていることは証拠もあり確実と言われており米英加豪欧は制裁をすることを決めた。日本は制裁に参加していないことに批判が集まった。
 これも本当は参加したいが、参加できない理由がある。昨日の加藤官房長官の会見で「規定がない」と言っていたが人権弾圧をしている人、団体、国に対して制裁する法律がないため。制裁した国々はマグニツキー法という人権侵害をした個人や組織を対象に資産凍結やビザ発給制限などの制裁を科すことができる法律があるが日本にはない。
 日本国内では与野党イデオロギー関係なくマグニツキー法を作るために活動している国会議員がいる。この人達は間違えたことをしていないので応援したい。本来は左翼が大切にしている人権問題なのだから左翼が声を上げるべきなのに聞こえてこない。

③まとめ
 日本が置かれている現状は先の大戦直後とは違い立場を明確にしなければならないし日米同盟があるから先の大戦以降日本は戦争に巻き込まれず平和が保たれてきた。先の大戦以降に決められた国際秩序を守らないチャイナが隣国であるのに脳内お花畑の日本人が多い。ただ、与野党イデオロギー関係なくチャイナ対策を考えている国会議員がいることが僅かな救いか。

f:id:Piro_blog:20210324074004j:plain

参考
国務省、対中制裁への同調「日本が判断」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2303B0T20C21A3000000/

人権侵害制裁法制定目指す超党派議連、近く始動 共産議員も参加へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b67fc6e42b011acb9d37e418b579090bcc8388d

EU、30年ぶり対中制裁決定 ウイグル人権問題で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2204T0S1A320C2000000/

加藤官房長官会見動画
https://twitter.com/mi2_yes/status/1374177780263387136?s=19