Piroブログ ここ数日におきた日米中のこと ~2021年3月18~

 ここ数日、対チャイナに関しての話題が多いのでまとめた。話題が多いのはクアッド首脳会談、日米2プラス2で対チャイナ姿勢を見せたからではないだろうか。さらに3月16日付朝日新聞のスクープでLINEの個人情報をチャイナに抜かれている可能性があることに言及し世間を驚かせた。LINEに関しては以前から言われていることだったので私は驚きもしなかった。「やっぱりね。」と言う感想。この記事を書いた峯村記者は信用できる記者で毎回良記事を寄稿している。朝日新聞にいるのが不思議。

 クアッド首脳会談と日米2プラス2は結果的には成功だった。自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現と対チャイナへの名指し批判を行ったことは世界への影響を高めたのではないだろうか。人権問題のウイグルチベット内モンゴルとチャイナはジェノサイドを繰り返している。このことも批判したことは大きい。日本の場合、ジェノサイド条約に批准していないのでチャイナにジェノサイド認定をすることができないが、個人では自由。発言に自由がある日本だから。チャイナは国際秩序を守らない過去にない独裁国家でジェノサイド国家である。

 チャイナに効いているか確認するにはチャイナスポークスマンの発信を見るといい。今回の件をチャイナは批判したので効果はあった。ただ残念なのはシェイシェイ茂木外務相だ。茂木氏は文面ではチャイナを名指し批判したが口頭ではしていないという。米国がいたから強気な発言に思えるが日本単独で見れば弱いし残念。

 私感だが今の状況は大東亜戦争支那事変~日米開戦までの状況に近いかもしれない。今のチャイナとは置かれた経済状況、社会状況、イデオロギーは違うけども。当時の日本は日露戦争に勝ち、強気だった。気づいたら世界No2まで駆け上がろうとしていた。ここでは詳しくは書かないが米国から嫌われ経済制裁をされた日本は追い詰められ日米開戦に踏み切ったのだ。
 今のチャイナは世界2位の経済大国になり戦力補強も進めた。3月16日付日本経済新聞の秋田記者の記事は衝撃だった。日本経済新聞では珍しい良記事だったのでぜひ読んでほしいのだが、この記事には米中が戦争をした場合のシミュレーション結果が書かれており米軍が負けるのだ。日米で戦っても厳しい状況。チャイナの戦力が100%稼働するとなれば地球はチャイナの物になりかねない。チャイナは今後6年以内に台湾侵攻すると言われており侵攻した場合、台湾有事となり米中戦争になる可能性がある。その時は日本も巻き込まれ戦うことになるし戦わなければチャイナに侵攻される。尖閣は取られるだろう。

 この脅威を日本人は疎く情けない。脳内お花畑。秋田記者が寄稿しているように日本は日本で護らなければならない。そのために防衛費を上げることは必須だ。防衛費を上げると戦争ガーと叫ぶ人がいるが違う。日本を護るために必要なことなのだ。日米同盟があるから日本は戦争をしていないということも忘れてはいけない。

 米国のロジックは猿山の親分と同じで親分はNo2が嫌い。そのためにNo3と手を組みNo2を潰しNo1を死守する。大東亜戦争でも米国は米英連合軍で日本を潰した。今回は日米中心でチャイナと戦う方向で歴史は動いていることを認識していた方がいい。

f:id:Piro_blog:20210318085035j:plain

参考

クアッド首脳会談
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031200922&g=pol

米、対中抑止で日本重視 日米2プラス2 台湾有事視野
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE1571Y0V10C21A3000000/

中国紙「日本は冷静さ保て」 2プラス2で焦燥感
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031700173&g=int

LINEの個人情報管理に不備 中国の委託先が接続可能
https://www.asahi.com/articles/ASP3J7K5DP3JUHBI03T.html

対中国、崩れた米軍優位 日米2+2立て直しが急務
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGH12B5T0S1A310C2000000/