最近のNHKや日経新聞ですら、日米金融政策の違いについて報道するようになったんだけども、そのせいか円安ガァーってのは見なくなったし騒がなくなった気がする。そして、為替を理由に値上げする企業がなくなってきた。世間一般的なNHKや日経新聞のおかげもあって値上げしやすかった部分もあったかもしれない。でも、本来の要因は為替以外のコストプッシュでもあるわけで、今においては本筋の値上げに臆病になった企業もある印象。
これ、結果的には賃上げに繋がりにくい状況になりやすくコストプッシュが落ち着くと物価上昇は下降気味になることが予想できてしまう。日経新聞の「悪い」円安ガーは値上げ効果も少しはあったのかもしれない。まあ、真実は嘘つきだから、こんなのに付き合ってられないが。こんなのに引っかかって値上げの理由にするんだから金融リテラシーの低さが物語る情けなさ。
ところで、米国パウエルさんは利上げをすると意気込んでいるらしい（2023/06/29）。米国雇用統計は強いかもしれない。結局、NAIRUを下回っている米国においてはインフレは止まりにくいのだから、抑えるためには利上げしかないが。前回、見送った影響が出始めるんじゃないかと私は思っている。まあ、結果として米国長期は売られてドルは買われ円が売られる。これは金融政策の違い。ようやく気づけたか。今もなお円安ガァーって言っている人は。。。無視でいいな。了
