Piroブログ ギザ十から考える物価上昇 2023/03/02

ギザ十が手元にきた。昭和28年のギザな奴。

令和4年、この10円玉で何が買えるかな?

 

昭和28年の物価。

大卒初任給(公務員)7,650円 高卒初任給(公務員)5,400円

牛乳:15円 かけそば:20円 ラーメン:30円 喫茶店(コーヒー):35円

銭湯:15円 週刊誌:25円 新聞購読料:280円 映画館:120円

 

昭和28年からあるギザ十。昔は価値があったギザ十が経済成長にともない物価が上昇しギザ十の価値が下がる。

 

令和4年

大卒初任給(公務員)187,623円 高卒初任給(公務員)154,067円

かけそば:380円(ゆでたろう) ラーメン:490円(幸楽苑) 喫茶店(コーヒー):390円(スタバ)

 

経済成長すると物価は上昇するけど、今の日本はコストプッシュインフレで需要が増え経済成長するディマンドプルインフレではないが物価は上昇しており、消費物価指数総合で4.3%、欧米型CPIでも1.9%となり、賃上げ、価格転嫁がうまくいけば、安定したインフレターゲット達成の可能性も見えてきた。

 

要するにインフレターゲット2%を毎年達成する可能性があるわけで、仮に達成されれば100万円は1年後に98万の価値に下がるわけだ。または100万で買えた物が1年後には102万になっているわけだから、現金で持っていると価値が下がり続ける。この発想が日本人にはあまりない。これを阻止するために銀行に預ける?預けても増えないし。だったら自分で運用するしかないわけで積み立てNISAなどを利用しようかとなる。

 

ギザ十の昭和28年からの急激な物価上昇にも関わらず生活できた1つの要因に賃金上昇もあり賃金上昇と物価上昇は相関しなければならないが、現在の日本においてはコストプッシュインフレのため企業は難しい判断になっているのもわかるが、コストプッシュ部分を価格転嫁させて収益を改善させ賃金に反映させることが企業成長でもあり日本経済を強くさせることだということを理解できる経営者が増えること信じたい。