Piroブログ 最低賃金に関して思うこと ~2021年6月30日~

昨日の日経の寄稿コラム大機小機。大機小機は寄稿者のイデオロギーが強く好きではないが昨日の寄稿はマクロ経済学の基本が書かれているので中身も理解できず日経を読んでいますみたいなかっこつけにも勉強になると思う。だから日経を読めば読むほどバカになると言われるわけか。

内容で「ん?」と思うこともあるけども、言っていることは間違ってはいない。野党とか何もわからない人の一部は何も考えずに「最低賃金上げろ」と言う。ほんと、経済音痴だなって思う。そもそも実質賃金と名目賃金の意味をわからない人が多すぎる。

このコロナ禍での最新失業率は3%。雇調金でやれることやっても3%という失業率。そこに最低賃金なんて上げたらさらに失業者が増える。そのロジックもわからないで最低賃金上げろと言うのは間違っている。

経済を回復させるには雇用創出が大切でインフラ投資などでも雇用創出できるが、コロナ禍による不況においては消費が促される政策を行い消費されることで雇用が創出される。例えばGOTOキャンペーン、給付金など。雇用が創出されれば失業率も改善され消費されるので物価も上昇し自然と賃金も上がる。ただ、名目賃金は上がるが雇用が増えれば実質賃金は下がる。雇用が増えれば実質賃金が下がることを理解できない人が多い。

総選挙前に大型補正予算を組む話もあるので、補正予算の経済対策には期待したい。

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参考
危うい最低賃金引き上げ論:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73358420Y1A620C2EN8000/