Piroブログ 台湾有事に関して ~2021年4月21日~

ここのところ台湾有事が話題になっている。この話をすると日本人の殆どは嫌う。私は積極的に議論するべき事案だと思う保守的な日本人だ。戦後教育が間違っていたのか、このような話をすると戦争をしたいのか、戦争をするのかと言ってくる人がいるが戦争をしないための議論であることを理解しなければならない。

参考
日本、有事へ米と危機感共有 自立した防衛力急務
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA16DKD0W1A410C2000000/

引用
尖閣に関して日米安保条約第5条は米国による日本防衛の義務を定めるものの、敵からの攻撃の第1波に米軍が間に合う可能性は極めて低い。その間は自衛隊だけで守るのが大前提となるが、持ちこたえられるのか。
尖閣諸島に中国軍が上陸して侵攻しようとした場合、それを阻止する陸上自衛隊の水陸機動団の拠点は長崎県内にある。尖閣諸島までおよそ1000キロで、新型輸送機オスプレイでも2時間かかる。中国の侵攻の意図が分かって部隊を派遣しても手遅れとなる。
現状では日本が相手国のミサイル発射の兆候をつかんでも、それを阻止するために敵のミサイル発射拠点を攻撃できない。政府が「敵基地攻撃能力」の保有を否定しており、ここも米軍に頼らざるを得ない。

『この記事から思うこと』
仮に台湾侵攻が起きて米軍が参戦となれば自衛隊は後方支援をすることになる。その米軍は沖縄から動くだろうから沖縄も攻撃対象となる。宮古島下地島空港を取られたら沖縄は取られたものと同然という話もある。尖閣含む日本領土内への侵攻が起きれば憲法9条があろがなかろうが戦争状態になるわけだから、自衛隊は戦うことになる。憲法9条は他国から見れば関係ない。世界秩序を守れない国がある限り戦争に巻き込まれる可能性があり、その可能性の確率が上がっていると言うことを日本人は理解しなければならない。

『台湾有事は他人事ではない』
日本においては武力による攻撃ではなくサイバー攻撃は既に行われ、チャイナによる日本領土の土地購入まで進んでいる。昨今言われるサイレントインベージョン(静かなる侵略)は現在進行形だ。これは新時代の戦争状態と言っても過言ではない。

参考
JAXAなどに大規模なサイバー攻撃 中国人民解放軍の指示か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210420/amp/k10012984761000.html?__twitter_impression=true

『平和ボケの日本人』
台湾有事はいつ起きてもおかしくない。その証拠に日本経済新聞ですら、ここのところ台湾有事を想定した記事、寄稿を連発している。今朝の日本経済新聞の1ページを使用して台湾有事が起きた場合の特集を組むほどだが話題にもならないし多くの日本人はスルーしている。

参考
日本の自衛権行使、対処法の整理急務
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71186230Q1A420C2M11200/

『最後に』
先月の日米2プラス2と今回の日米首脳会談で発せられた共同声明に発狂するチャイナを見る限り日本の施策は間違えておらず、このまま貫き通しFOIP(自由で開かれたインド太平洋)を実現させてほしい。これらの協議、議論は戦争を抑止するためで平和のためである。


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