2)1982年6月(3ヶ月)
0歳の時の記憶は全くない。生まれて3ヶ月の記憶がある人がいれば話を聞きたい。この時は京都に住んでいたのだが、一番古い記憶があるのは幼稚園に入ってからだから3歳になってから少しあるだけで、それ以前は全くない。生後3ヶ月目に起きた「教科書誤報事件」に関して触れてみたい。
1982年6月26日、文部省が教科書検定により高校歴史教科書において中国華北地域への「侵略」を「進出」と書き換えさせたと日本のマスコミが誤報をしたことで外交上に生じた騒動や問題のことを「教科書誤報事件」と言う。
【当時の見出し】
『教科書さらに「戦前」復権へ』
『教科書統制、一段と強化』『戦時、におう復古調』
読売新聞
『高校教科書に厳しい検定』『中国「侵略」でなく「進出」』
『新しい高校教科書ここが変わった』『中国侵略→進出』
朝日新聞、毎日新聞の見出しは現在も同じ論調だ。絶好調朝日新聞。実際は「侵略」を「進出」に書き換えた事実はなく日本テレビの記者が間違えたことから始まった事件らしいが、Wikipediaには産経新聞が間違えたともある。事実は不明だがマスコミが間違えて拡散させ朝日新聞と毎日新聞は大きく煽ったのは間違いない。先の大戦においても煽動した2社である。間違いは世界中に広がり中国、韓国、北朝鮮は抗議をしてきた。韓国においては1回目のブログに記載した「光州事件」もあり韓国政府は反日感情を利用する目的に抗議をしたとも言われている。間違えた情報が事実になり3ヵ国から抗議を受け日本政府は教科書検定基準に近隣諸国に配慮する「近隣諸国条項」を加えたのだった。
この事件、マスコミの間違いからはじまったのだが、朝日新聞は謝罪をしていない。産経、読売などは謝罪をしている。この事件を喜んでいるのは朝日新聞と3ヵ国、そして左翼だけだろう。Piroが勉強する歴史教科書はこのように作られていく教科書だったのだ。
参考文献
https://www.sankei.com/premium/news/170428/prm1704280009-n1.html
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