昨日、訪問した小樽は北のウォール街と呼ばれたところで西洋建築の影響を受けた銀行が多い。とても美しく街並みであった。
金融絡みでは米国のCPIが発表されインフレは鈍化しつつあるも抑制はできていない状況。色々なところで話すけど米国のNAIRU値が今もなお4.0%くらいであれば米国の失業率は3.8%なのでインフレ抑制はできない。なので、利上げする観測になり金利が上がるならばドルを買おうとなるのでドル高円安になる。為替なんて金融政策の結果でしかないんだから見守るしかない。それが変動相場制なのだから。
ハマスの件、ハマスのテロ行為は許されないけどイスラエルの報復も度が過ぎている。これはテロ活動家の挑発にまんまと乗った形とも捉えられ目指すべき方向に歪みが生じた気がする。また、イスラエルはシリアの空港を攻撃。シリアへの攻撃は何度かしているが、このタイミングでシリアにイランからの供給網を潰した。イランの参戦はないだろうけど、僅かな可能性が出たことは安保において危機管理対策をしなければならない。人種、宗教、歴史における戦いにおいては見間違える可能性があり、しっかり見て考えなければならない。
10年くらい前のどのかの分析で中東での揉め事に米国が加担することで東シナ海、南シナ海は手薄になるので台湾侵攻がしやすくなるともあったが、今の世界情勢はいつ有事が起きてもおかしくない状況。実際に日本政府はトマホーク購入の1年前倒し、長射程ミサイルの内製化1年前倒し、有事の際に必要な医薬品備蓄を増やすなど緊張感が走っていることはあまり知られていない。
会社でも災害に対する対応を考えてあっても、有事に対する考えが甘く、輸入品に頼る会社にとって有事が発生しても存続できるプランを準備しておかなければならない。了
