Piroと歩む歴史 ~2020年4月~ 14回目

14)2020年4月(38歳)

エイプリルフールに息子が生まれた。

私は初めての父となった。妻と息子がお世話になった病院は武漢ウイルスの院内感染を起こした病院で外来など業務が止まっていたが産婦人科は機能していた。面会、立ち合いは全て禁止になり入院していた約10日は会うことができず写真と動画でしか見るしか方法がなく寂しかった。家に妻と息子が帰ってきた時の幸せな気分は一生忘れないだろう。この機会にここまでの騒ぎになった理由を私なりに神奈川県医師会から出された「神奈川県医師会からのお願い」を参照に考えてみた。

 

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 もちろん武漢ウイルスが未知のウイルスだから騒ぎになるのも原因だろうが、正しい認識を持てなかった国民も原因ではないだろうか。正しい認識を持てずパニックにさせたのはメディア(テレビ・インターネット)と出演者ではないだろうか。出演者には医師、専門家、評論家、作家などで不安を煽るだけの出演者が多かった。有名な作家は手洗いを馬鹿にしていた。さらにマスクなどの買い占めを煽動していたようだ。言動がめちゃくちゃである。話が逸れたがメディアが行った行為に対して神奈川医師会の見解はこちら。

 

 1)専門家でもないコメンテーターが解説するテレビ報道

 視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響くものです。不安や苛立ちかが多い時こそ、慎重に考えてください。実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。正しい考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその時に、国籍を持たず、国境を持たないウイルスは密やかに感染を拡大しているのです。

 

 2)メディアに多く出ている医師はすぐに現場に戻るべき

 第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている時間はありません。出演している医療関係者も長時間メディアに出てくる時間があれば、出来るだけ早く第一線の医療現場に戻ってきて、今現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだろうと思います。

 

 3)PCR検査に関して

 医療関係者は、もうすでに感染のストレスの中で連日戦っています。その中で、PCR検査を何が何でも数多くするべきだという人がいます。しかしながら、新型コロナウイルスPCR 検査の感度は高くて 70%程度です。つまり、30%以上の人は感染しているのに「陰性」と判定され、「偽陰性」となります。検査をすり抜けた感染者が必ずいることを、決して忘れないでください。

 

 4)ドライブスルー検査に関して

 さっさとドライブスルー方式の検査をすればよいという人がいます。その手技の途中で、手袋や保護服を一つひとつ交換しているのでしょうか。もし複数の患者さんへ対応すると、二次感染の可能性も考えなければなりません。正確で次の検査の人に二次感染の危険性が及ばないようにするには、一人の患者さんの検査が終わったら、すべてのマスク・ゴーグル・保護服などを、検査した本人も慎重に外側を触れないように脱いで、破棄処分しなければなりません。マスク・保護服など必須装備が絶対的に不足する中、どうすればよいの

でしょうか。次の患者さんに感染させないようにするために、消毒や交換のため、30 分以上 1 時間近く必要となります。

 

 5)メディアに登場する専門家

 テレビなどのメディアに登場する人は、本当のPCR検査の実情を知っているのでしょうか。そして、専門家という人は実際にやったことがあるのでしょうか。

 

 神奈川県医師会が発表したこの内容を受けても相変わらずの報道を続けるメディア。私達が頼りにしている医療機関を崩壊させるのはメディアかもしれない。メディアが煽り人々は怖がり騒ぎ始めた。これは紛れもなく事実であり怖がり始めた人々がSNSでも騒ぎ世界的にこの騒ぎになったのだと改めて感じた。一番怖いのは人間で人間はいいように変異して拡散する恐ろしいウイルスだ。

 

参照

神奈川県医師会からのお願い

https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf

Jcastニュース

https://www.j-cast.com/2020/04/18384524.html?p=all