Piroと歩む歴史 ~1984年7月~ 6回目

7)1984年7月(2歳)

 2歳の私にとって公園は地上の楽園だったのかもしれない。地上の楽園と聞いて悪い印象を持つ人はいないし地上の楽園に行ってみないかと誘われれば行く人もいるだろう。公園に遊びに行く?と聞かれて純粋な子供は断らない。そんな純粋な人を地上の楽園と騙し北朝鮮に連れていく『朝鮮総連による北朝鮮への帰還事業』について調べてみた。

 

 1984年7月25日に1959年より行われた朝鮮総連による北朝鮮への帰還事業がこの日をもって終了した。配偶者ら少なくとも6,839人の日本人を含む総勢93,340名が北朝鮮に渡った。朝鮮総連がマスコミを巻き込み在日朝鮮人に対し「日本の差別に悩むより、労働者の天国である北朝鮮に帰国しなさい、祖国は歓迎します」と全財産を持って帰国するよう推奨した運動が北朝鮮への帰還事業だ。 

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 帰国事業に賛同し朝日新聞は「北朝鮮は天国」「北朝鮮は楽園」と報道し朝鮮総連の印象操作に協力した。左派系朝日新聞だけが朝鮮総連の印象操作に協力をしたわけではなく産経新聞、読売新聞も報道していた。しかし、脱北者のおかげで北朝鮮は「天国」ではなく「地獄」だということがわかり産経新聞、読売新聞は報道をやめたが、朝日新聞だけは事実を報道せず「北朝鮮は楽園」と言い続けた。

 

 この帰国事業で北朝鮮に渡った人達は「北朝鮮は天国」「北朝鮮は楽園」ではないことに気づき後悔することになり命がけで脱北する人も現れ、その脱北者のおかげで北朝鮮の真実を知ることができた。北朝鮮に渡った人達は差別され奴隷労働者として扱われた。帰国事業とは北朝鮮による集団拉致にしか思えない。

 

 帰国事業の真実がわかっても報道し続けた朝日新聞は罪意識はなく『脱北者北朝鮮を提訴 地上の楽園とだまし「誘拐行為」』と記事にしたり反省を感じられない。朝日新聞はまるで北朝鮮の犬ではないか。いや、犬なのだ。実際に朝鮮総連のニュースレターを記事にする新聞なのだから。

 

 帰国事業により集団拉致が行われたのはマスコミのせいでもある。

参考

なぜ彼らは北朝鮮の「チュチェ思想」に従うのか 篠原常一郎 岩田温 育鵬社

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産経新聞 北帰還事業、朝鮮総連「地上の楽園」宣伝 専門家「拉致と同様」

https://www.sankei.com/world/news/191212/wor1912120022-n1.html

 朝日新聞 脱北者北朝鮮を提訴 地上の楽園とだまし「誘拐行為」

https://www.asahi.com/articles/ASL8N40ZBL8NUTIL018.html

 Newsポスト 北朝鮮帰国事業 全マスコミが「北朝鮮は天国」と騙された

https://www.news-postseven.com/archives/20160718_428951.html