Piroブログ ドル売りを受けて 2022/11/15

先週、米国CPIが発表された途端にドルが売られた。これは金融引き締めを緩めるのではないかという観測からドルが売られ、米国債権、米国株式が買われたのだろう。

 

日本国内には「悪い円安」ガーがたくさんいたが、その人達は大きな勘違いをしていた。「悪い円安」を防ぐために日本も利上げしろという論調があった。都度、私はこれに批判をしたが一定数の人達は叫んでいた。

 

今回の米国CPIを受けてドルが売られた。この結果を受けて「悪い円安」ガーとしていた人達はどんな気持ちなんだろう。間違えていたことが証明されたわけだが。

 

さて、今後だけども今週は米国企業物価指数の発表もあり結果次第ではさらにドルは売られるだろう。ただ、本来の実力どおりに戻っているだけで、投機的な部分が剥がれているだけにすぎない。本来の実力はどこかはわからない。

 

今は金融引き締めを緩める観測からのドル売りなので債権、株式に流れているがリセッションが本格的になると債権、株式からも離れるので本格的な不況が訪れる。そこは避けなければならない。