感染対策をしましょう 2020年1月26日

 新コロナが流行しているが現時点では詳細は不明である。中国からの入国制限はできないため「入国制限をしろ」と騒いでも無駄だ。マスコミは危険性しか伝えないしTwitterでも危険性を訴えているつもりだろうが不安を煽っている人ばかりだ。今は新コロナと向き合う必要がある。向き合い対策を考える必要があるのではないだろうか。よって詳細がわかるまでにできる予防、感染対策を記載する。感染対策はあくまでも予防であり、感染してから行うことではないので今からの対策が必要だ。

 

 感染対策において基本は標準予防策だ。標準予防策とは米国疾病管理予防センター(CDC)が推奨している病院感染対策の基本的な方法。CDCのガイドラインの推奨する感染対策は標準予防策と感染経路別予防策の2つだ。今回は病院でも実施されている標準予防策を個人に落として家庭でできる予防策をお伝えする。

 

 現時点で察するに新コロナはエンベロープを有するウイルスだろう。そして接触感染による感染が濃厚かと思われる。接触感染において危険な場所は「ドアノブ」「手すり」「トイレ」など人が多く触れる所は危険。例えば感染者が大便をした手でトイレの「ドアノブ」に触れると「ドアノブ」に新コロナが付着している可能性があり。そのドアノブに非感染者が触れて、その手で鼻を触った場合、感染する可能性は高い。これも接触感染と呼ばれる。防ぐ方法としては危険な場所の清拭をこまめに実施することが必要。

 

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健栄製薬から引用

 清拭方法はエンベロープを有するウイルスには中水準消毒以上が効果的。家庭でできる中水準消毒は次亜塩素酸ナトリウムを使用した清拭で「キッチンハイター」「ミルトン」「ミルクポン」など商品に合わせた希釈を行い、ガーゼなどで「ドアノブ」「トイレ」など接触が多いところの清拭をすると効果的。ちなみに院内感染で騒がれるクロストリジウムディフィシルは次亜濃度を0.9%くらいにして濡れた状態を3分キープで効果が得られる。帰宅時は必ず手洗いとうがいをする。手洗いした手はペーパータオルなどで拭くのが理想。外出する際は必ずマスクをつけ、こまめに手を洗うこと。携帯用アルコールもあるといい。食事の前は必ず手をきれいにすること。

 

 これらはあくまでも予防。予防をしないよりはした方がいい。環境清拭の基本は清掃なので掃除しながら対策してみてはどうだろうか。

 

参考

健栄製薬

https://www.kenei-pharm.com/medical/countermeasure/feature/01.php

重症急性呼吸器症候群(SARS)関連情報(厚労省

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou05/06-07-32.html